救急医療・災害医療について学ぶ        2023.11.1

 

 

今回は、県立広島病院救命救急センターの楠真二先生にお越しいただき、救急医療と災害医療についてご講演いただきました。

 

 

まずは、県立広島病院の救命救急センターの活動について教えていただきました。外傷診療・病院前診療では、ドクターヘリやドクターカーでの実際の出動の様子などを見せていただき、現場で起こっていることがよく伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、災害医療について説明していただきました。「災害発生時の医療」がすべて災害医療なのではないと知ってみんなびっくり。「災害医療」とは、災害発生時に急激な傷病者の増加に医療の供給がまったく追いつかない状況下で行われる初期医療のこと。患者に対して十分な医療が提供できる環境で行われる医療は、「救急医療」であり区別されます。勉強になりました。

 

 

 

 

 

楠先生は災害派遣医療チーム（DMAT）のメンバーで、今回はDMATの活動についても詳しく教えていただけました。

 

 

 

 

最後は、今年５月のG7広島サミット開催時に現地医療対策本部の一員として活動された様子を紹介していただきました。ウクライナのゼレンスキー大統領が来られることが分かったのは直前だったということで、緊急対応を考えるのに大変だったそうです。

 

 

 

 

 

 

生徒からの質問にも丁寧にお答えいただきました。医進コース生から将来楠先生と一緒にDMATの一員として活動する医師が生まれるかな？

楠先生、お忙しい中本当にありがとうございました。