自衛隊呉病院研修　　　2022.8.23

新型コロナウイルスの影響で、この２年間は一日医師体験などの医療系プログラムが実施されませんでした。今年度も第７波の影響で医療系プログラムのほとんどが中止。そのような中、１期生は自衛隊呉病院で研修を行なっていただきました。医学科受験希望の高３生も参加しました。

 

まずは自衛隊呉病院について説明していただきました。普段は自衛隊員とその家族だけが受診できる病院ですが、緊急時や災害時には出動し、被災者の医療活動に当たられるそうです。新型コロナウイルスの集団ワクチン接種でも非常に貢献されました。

 

病院の施設についても説明を受け、その後実際に病院内を見学しました。コロナ禍のため残念ながら手術室には入れませんでしたが、病室や診察室などを見せていただきました。

 

研修の後半は、防衛医科大学校出身の先生にお話を伺いました。今の仕事のことだけでなく、防衛医科大学校での学びや中高時代の勉強のことまで、建前抜きで話してくださいました。生徒の質問に対しても、ごまかし無しで答えてくださいました。

その中で「勉強時間はどれだけですか、っていう質問が一番嫌いなんです。僕は空いた時間があれば常に勉強していましたから。」という話が心に突き刺さりました。現役で防衛医科大学校に合格しようと思えば、それだけの努力が必要だと暗に言われたわけです。そこまでして医師になるという覚悟を持つことは今はまだ難しいでしょうが、みんなも将来きっとそのような立場になります。その時には今回の先生の話を思い出し、がんばってください。