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中学

2020.11.10

中3

Today’s JOHOKU vol.119

今日は中学3年の社会の授業の様子をお伝えします。

中学3年の社会では、公民的分野(政治)を学習しています。
目標の一つとして生徒たちに掲げているのは「ニュースがわかる!」「ニュースに興味を持つ!」こと。
なるべく授業の中に今起きている政治ネタを取り入れるよう気を配っています。

先週実施した授業では、大阪都構想についての住民投票を取り上げて考えました。

授業の流れは以下の通りです。
①大阪都構想について学ぶ。
②大阪都構想に賛成している人たちの主張を学ぶ。
③大阪都構想に反対している人たちの主張を学ぶ。
④自分が大阪市民だったらどちらに投票するか、自分と反対の意見の主張を踏まえながら考える。

 

➀の場面です。

授業プリントをまとめながら都構想について学んでいます。
住民投票によって大阪府から大阪都に名前を変えることだと勘違いしていた生徒も多かったです。
「都構想」という名前だけが先行してしまうと、このような勘違いが起こるので注意が必要ですね。

 

②③の場面です。

ロイロノートで送られた資料を参考にして、大阪都構想についての賛成/反対意見をまとめていました。

 

いよいよ投票の④の場面。

このクラスでは賛成25票/反対8票で賛成多数になりました。

 

賛成(緑カード)/反対(赤カード)双方の意見です。
 

 
自分の判断基準をもって答えを出しているように感じられます。

 

この授業を中3全クラスで実施し、全員にロイロノートのアンケート機能を使って投票してもらうことで、「プチ住民投票」を行いました。

中3全体では賛成多数という結果になりました。

 

11月1日に行われた実際の住民投票では、賛成が675,829票(49.4%)、反対が692,996票(50.6%)となり、都構想は否決されることになりました。
中3全体で行った投票結果と実際の結果とが逆のものに。
「なぜそうなったのか?」、このことについても調べていけたらと思います。

 

この授業は大阪都構想の住民投票の直前に実施しました。
投票日の当日には、授業の内容を思い出しながらニュースをしっかり見て結果を確認し、家庭でも少し大阪都構想について話し合った生徒もいたようです。
世の中で起きていることを自分事にすること。
そして、今、世の中で起きていることを理解し、自分の意見を持つこと。
これからの授業でも大切にしていきたいです。多いに学んでほしいと思います!

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