校長室だより

2023.07.21

令和5年度 1学期 終業式 校長あいさつ

 梅雨も明けて、本格的な夏を迎えますが、明日からの夏休みも、部活動や補習などで登校する生徒もたくさんいると思います。
決められた時間割がなく、時間の使い方にも自由度の上がる夏休み、暑いことを理由に日々の積み重ねを怠ってしまわないように、ほんのちょっとの努力を続けてほしいと思います。

 「1.01の法則」というのを聞いたことがありますか?ちょっとした努力を積み重ねると、やがて大きな力になるという法則です。
今日を「1.0」だとしたとき、少しだけがんばって明日を「1.01」にするために、自分に必要なことはどんなことなんだろうって考えてみてください。
毎日「1.01」を続けて、40日後夏休みが終わるころにどうなっているのかを考えてみましょう。「1.01」の40乗を実現した「1.49」の世界が自分の周りに広がっていることになります。

 その反対に、少しだけさぼった一日を「0.99」だとします。そんな毎日を過ごすと、夏休みが終わる40日後には、「0.99」の40乗=「0.67」の世界を見てしまうことになります。
40日後、夏休みの終わりに、自分が見たいのはどっちの世界ですか?1.5倍成長して大きくなった自分か、3分の2に縮んだ自分か。

 同じ計算を1年間=365日後で比べると、「1.01」の365乗は、約38。「0.99」の365乗は0.03です。1年間でその差は1270倍に開くという計算になります。

 強い思い、願いをもってすごしてほしいと思いますが、それが難しいと、日々の活動の多くが受け身になり、惰性で時間がただ過ぎていってしまいます。

 うまくいかないことや悩んでいることがあったら、一人で抱え込むことなく、遠慮なく友だちや先生、周りの大人に相談してください。

8月28日の2学期始業式には、より逞しく大きくなった、元気な顔を見せてください。

昨日をこえよう。
何もしなければ何も起きない。
行かなければそれはやってこない。
飛び出さなければ世界は変わらない。
世界は待っている。
自分を成長させる旅に出よう。
必ず持っていくものは「城北スピリット」。

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