校長室だより

2021.12.20

校長室だより(部活編3)野球部

 硬式野球部(高校)「~大学進学と甲子園を夢見て切磋琢磨~」

 

本校には、中学に軟式野球部、高校に硬式野球部があります。高校の硬式野球部は現在部員数が26名(1年16名,2年10名)。多すぎず少なすぎず部員数はちょうど良い規模だと思います。公式戦で華々しい戦績を誇っているわけではありませんが、教科学力をつけて大学進学を目指す生徒たちが、同時に野球への思いも強く、甲子園を夢見て真剣に白球を追いたい。そういう思いに応える活動をしています。いわゆる文武両道の実践です。

主だった戦績は次の通りです。(1981年全国高等学校野球選手権広島大会初出場)

2021年 全国高等学校野球選手権広島大会(夏の選手権大会)    3回戦出場

2020年 秋季広島県高等学校野球大会     ベスト16

2006年 全国高等学校野球選手権広島大会(夏の選手権大会)  ベスト8

1996年 全国高等学校野球選手権広島大会(夏の選手権大会)  ベスト8

主将・副主将3人に城北高校で野球をすることのメリット等を聞いてみました。

現在高校2年生で主将をしている川嶌優太くんは、野球部に入り、社会の中で生きる上での大切な事を徹底して身に付けている、また自発的にコミュニケーションが取れるようになっていくことを部活動の成果として挙げています。もちろん夏の大会で勝ち続けることを目標に日夜励んでいます。

副主将の竹倉悠一郎くんは、野球は一球一球あらゆることを考えながらするスポーツなので洞察力や先見性が身に付くことに加え、協調性、礼儀を養うことができることを挙げています。城北の強みとして、上下関係に関わらず率直に意見や思いを伝えあうことができること、チームワークの良さを挙げています。

同じく副主将の川野晴人くんは、大所帯でないがゆえに学年を超えた団結力があり、グランド内外で先輩後輩がお互いを思い慕う関係であること、自主的に創意工夫をした練習ができることなどが城北野球部のメリットだと語っています。

スポーツをする意味はたくさんあり、一人一人がその人生の中で意味づけをするものです。ただし、一生懸命取り組まなければ意味も喜びも半減します。現城北のチームは、一生懸命取り組み、人間関係もよく、まさに文武両道で野球ができているようです。

今年は城北中学校の野球部が広島市で準優勝するなど、近い将来の高校野球部のレベルアップにつながる明るい材料が蓄積されています。着実に地力を付けつつあるのです。

舩本監督によれば、今、本校野球部が目指していることは、戦力と試合運びの1ランクアップ。前評判はそこまででなくても、強豪校を脅かす試合運びのできるチーム。

一人一人の力を足し算しても勝てない相手に、掛け算で勝つ。それを可能にする野球というスポーツが持つ可能性を信じ、発揮できるチームになってほしいと思います。その一方、進路希望の目線も高く、時間と体調を管理して勉学に励む。そんな生徒像を城北野球部には期待したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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