校長室だより

2018.04.19

校長室だより 4月特別号 ~城北へようこそ~

~城北へようこそ~

 以前お知らせしましたが、昨年度末の3月には例年のイギリス語学研修と同時期に、グローバル・インターンシップ研修をはじめてインドネシアのジャカルタで行いました。
 現在、アジアではたくさんの日本企業が活動を行っています。CSR(企業の地域貢献)の名のもと、水を浄化するシステムや教育施設など多岐にわたり、現地の環境を破壊することなく、現地のニーズを企業としていかに理解を進め、該当国にとって貢献度の高い企業の在り方を真剣に心に留め、多くのプロジェクトを進めている企業も少なくありません。後で述べる工業団地内にある日系工業団地『MM2100』で小尾社長自ら、貧困、教育、働きがい、産業、技術革新町作り等の課題を、常識にとらわれない発想力で解決していく姿を見せていただきました。また、大塚製薬では板東社長から、ポカリスエットを日本国内と全く同じ製品のまま、いかに現地化して普及させ、社会問題の解決に繋げていこうとする体験談を聞くことができました。イオンモールでの「フューチャーストアーに向けた提案」に生徒も果敢に意見を発表するなど、まさにインターンシップ、キャリア教育を通じて、これからの21世紀を牽引する人になりたいという意気込みを体感したものと思います。
 今回参加した18名の高校生は文化交流として、ラブスクール校、ミトラ・インダストリ・MM2100(工業高校)、インドネシア大学での大学生との懇談など、生徒や教師にとっても日本の使命、企業の貢献という考え方に触れ、自らの将来の在り方・生き方を考える大きなきっっかけとなったという感想を持って帰国してくれました。

 この期間に訪問したラブスクール校の生徒たち37人が、さる4月14日に城北を訪問してくれました。少し寒いと言っていましたが、「スラマッパギ」(日本語でおはようございます)、と私のつたないインドネシア語で呼びかけると、元気に「パギ・パギ・パギ」と返してくれました。中学2年生のDiscovery Lessonに参加し熱のこもった交流ができました。午前中のみという短い滞在でしたが、お互いの違いを認め合い、理解しようとする心、これがまさに国際理解(Global Awareness)であり、グローバル・マインドの根底に流れている考え方だと思います。

   

   

    

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