2025.11.07
高2
高校2年 化学の実験をしました
今回は、理系化学を選択する生徒たちが「凝固点降下度測定による分子量の決定」実験に取り組みました。
この実験では、未知の試料(2種類)をシクロヘキサンという溶媒にそれぞれ溶かし、溶液が凝固する温度(凝固点)を正確に測定します。そして、溶かす前(純粋なシクロヘキサン)の凝固点との差(凝固点降下度)から、未知試料の分子量を算出します。
実験では、試薬の質量や溶液の温度変化を精密に測定する必要があり、生徒たちには慎重な操作が求められます。 また、実験終了後は測定データを基に冷却曲線のグラフを作成し、座学で得た知識を総動員して考察を深めていきます。

計算に苦戦するグループも見られましたが、クラスの数班は理論値に近い分子量を導き出すことができていました。試行錯誤しながらも、理論を実践で確かめる良い機会となったようです。
実験後のレポートに書かれていた生徒たちの感想を一部ご紹介します。
〇実験を通して学んだ方が、知識として頭に残りやすい気がした。
〇今回の実験は計算でハッキリした値が求まるので、考察の過程が楽しかった。
〇温度計を見つめながら、温度がどんどん下がっていく様子を観察するのが面白かった。
〇(教科書で見た)過冷却が実際には見られなかったのが少し残念だった。
〇教科書や授業で習った現象が、目の前で実際に起こることを実感できた。
座学で学んだ知識を、自らの手を動かし、目で確かめることで、生徒たちはより深い理解を得られたようです。
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