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2024医進AL vol.11

 

「命」とは「希望」である        2024.11.22

 

 

今日は金沢大学医薬保健研究域医学系 救急・災害医学分野教授の岡島正樹先生にご講演いただきました。

今年の正月に石川県を襲った能登半島地震、追い討ちをかけるように9月に起こった豪雨災害。これらの災害に、岡島先生は救急医として、またDMATの一員としてどのように活動されたのか、お聞かせいただくことも目的の一つでした。

 

 

まずは「救急」についての説明から、心臓突然死を減らすためにみんなができることを教えていただきました。胸骨圧迫やAEDについては過去に講習もしていますが、現場の録音音声を聞かせていただいて、実際はなかなか冷静に行動できるものではないと理解しました。緊急時に修羅場を掌握できる「人間力」が求められます。

 

 

 

 

岡島先生の医師としての歩みから、「基本の反復」「はいよろこんでの覚悟」で人間力を高めてオンリーワンを目指してほしいとメッセージをいただきました。

 

 

 

続いて能登半島地震のお話です。地震の概要、被害状況や石川県の基幹病院の状況、災害医療としてどのような動きをしたのかご説明いただきました。地理や気候の問題、県民性なども災害医療の方向性に大きな影響を与えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

1月6日には医学類生有志が「石川・能登未来地図」というボランティア団体を結成し、特に子どもたちの支援に乗り出しました。がれきの撤去など復興支援も行っています。

まだ医師ではない学生が積極的に行動していることを知り、わたしたちにもできることはないか考えさせられました。

 

 

 

 

最後に、岡島先生の救急医としての信念を教えていただきました。

救えないことが多いけど、それでもなんとか救いたい。

特に未来ある子どもは絶対に死なせちゃいけない。

0.1%の可能性しかなくてもチャレンジする。できることは何でもする。

他の医師に無理だと言われても、止めろと言われても最後まで諦めずにあがく。

救えなかったときは、その子に「次の子は絶対に救うから」と約束して、前に進む。

救われているのは、自分。

 

 

 

 

 

生徒は皆感動した様子で、講演終了後しばらく言葉が出ませんでした。

 

 

 

 

 

岡島先生、お忙しい中このような熱いメッセージを届けに来ていただき、本当にありがとうございました。

 

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