僕たちは先日、探求塾FLIPと共に元宇品海岸の清掃活動を行いました。清掃活動といっても皆さんが想像しているような火バサミでゴミを拾うようなものではありません。海岸に細かくなり散らばっている発泡スチロールの回収を行いました。この発泡スチロールは牡蠣筏を浮かすためなどに使われている物で広島県独特の問題と言っていいかもしれません。発泡スチロールはまるでポップコーンの最後の食べ残しのように細かく、手で取ることもほぼ不可能だったため、ふるいを用いて回収をしました。
では、僕たちができることはないのでしょうか、牡蠣業者の方がどうにかするしかない問題なのでしょうか。
僕たち生徒会執行部ではこの問題に対して、「今自分達に出来ること」を意識して活動しました。今砂浜に落ちている発泡スチロールは潮が満ちたり、雨によって流されたりして、海に入ってしまうともう二度と取ることはできません。その発泡スチロールを魚が餌だと思い食べてしまうかもしれません。だからこそ、今目の前にあるのだから回収をしようということで今回活動を実施しました。
結果としては、全てを取り切ることは出来なかったものの、約1kgもの発泡スチロールの回収ができました。また、ただ回収をしただけでなく、「日々ある環境問題などに対し今自分達に何が出来るのかという視点で自分ごとにすること」が大切なことであり、一番の解決策であるということが分かるとてもいい機会になりました。