医進
2021.10.30
今週の医進 vol.24
イカの解剖 2021.10.26
今回のALは待ちに待ったイカの解剖です。前回のアサリや煮干しに比べて格段に大きく、からだのつくりも複雑なので、いろいろな観察ができそうで楽しみです。
じゃんけんでイカを選びました。どれがいいかな~。
まずは外観のつくりから確認。
観察はスケッチが大切です。しっかりとした線で、コピーのようにありのままを描きます。
吸盤を調べてみると、トゲ(角質環)があることが確認できました。
いよいよ解剖です。まずは外とう膜を開いて、内臓を確認します。
エラや肝臓、胃、墨袋などがあることが確認できました。
次は眼からレンズを取り出してみます。手順をよく聞いておきましょう。
眼の周りに丁寧にハサミを入れて…
中のレンズを取り出します。
球体のレンズが取れました。観察してみます。新聞の上に置いてみると、字が拡大して見えます。確かにレンズだ!
次はカラストンビとよばれる、くちばしのようなつくりを取り出しました。
さらに、背側にある軟甲とよばれる骨の代わりのつくりも取り出しました。
最後は胃を取り出して、その中身を観察します。
切り開いてみると、いろいろ食べているようです。どんなものを食べているのかな…実体顕微鏡で観てみました。
イカの脚?
カニのツメのようですね。
前回の煮干しの胃袋の中の観察と合わせて、食べて食べられての食物連鎖を実感できました。今年度の解剖は今回で終了。来年度はもっと大きな動物の解剖をしてみたいですね。