医進
2021.06.26
今週の医進 vol.10
マルセル・ジュノー博士の生涯に学ぶ 2021.6.25
今回のALは、NPO法人モーストの皆様をお招きし、モースト制作のアニメ映画「ジュノー」を視聴しました。
「ヒロシマの恩人」とも言われるマルセル・ジュノー博士は、原爆投下後に初めて広島入りした外国人医師です。ジュノー博士自ら被爆者の治療に当たり、調達した大量の医薬品で数万人の命が救われました。しかしジュノー博士の功績はそれだけではありません。様々な困難や挫折を不屈の精神で乗り越え、愛と勇気をもって行動し、生涯を通じて世界各国の戦争で苦しむ多くの人々を救われました。医師を志す医進コース生にジュノー博士の生涯を知ってもらい、自分のこれからの生き方、目指す医師としての在り方を考えてほしい。そのような思いで企画したALです。
視聴後、理事長の津谷静子先生からご講演いただきました。新潟出身の静子先生がどうしてジュノー博士にたどり着いたのか、なぜジュノー博士の映画を作ったのか、ご自分の挫折の体験を交えて説明されました。その上で、周りのせいにせずに挫折や困難に立ち向かうこと、勇気をもって決断し行動することの大切さを話されました。静子先生が映画を観た感想を聞かれると、みんな次々に映画を観て感じたこと、考えたことを発言しました。
最後に、広島県医師会前副会長の津谷隆史先生から、激励の言葉をいただきました。「みんなが今回感じたこと、考えたことを実際にやろうと思えば、それができるステージに立たなければなりません。しっかり勉強して医学科に進学し、心ある立派な医師になってください。」みんな、決意を新たにしたようです。
NPO法人モーストの皆様、本当にありがとうございました。