中学
2021.04.27
中2
Today’s JOHOKU vol.178
「あっ見えた!」
「え、まじ?どれどれ」
目を凝らしてじっと顕微鏡をのぞき込んでいた一人から歓声があがると、同じグループのメンバーがすっとよってきた。
中2のあるクラスの理科2の実験。
玉ねぎの細胞とヒトの細胞とを比較しながら観察したものである。
「うわぁきれい」「なにこれ、ちょっと気持ち悪くない?」
グループ内にはそれぞれに役割があり、無着色のタマネギの細胞、着色したもの
無着色のヒト(頬の内側の粘膜から採取)の細胞、それを着色したものの4種類だ。
すぐに鮮やかにみえるものから、微調整をしていかないとみえないものまで
様々。
「実験に失敗はつきもの。とにかく時間いっぱい挑戦し続けることが大切だよ」
理科担当の西梅先生のサポートのもと、試行錯誤を繰り返した。
「実験は楽しいし、経験した後だから教科書の内容もスッと入ってきます。」
つなげていこうという中2生のコメントはとても頼もしい。
今月はこの実験のほかにも
水素の電気分解の実験と炭酸水素ナトリウムの実験もおこなったようだ。
恵まれた環境を最大限生かしながら、「ほんもの」を経験し、理科的思考力、視点が
自然と身についていっているようだ。