医進
2021.04.22
今週の医進 vol.2
「測定値」と「理論値」の“誤差”を知る
水曜日の理科ALは「振り子」の実験。
小学校の理科でも学習する「振り子」は、中学入試でもよく出題しています(本校は今年の入試でも出題しました)。
医進コースのALでは、実験をグループではなく個人で行うことが基本です。すべての工程を自分で行うことは、確かな理解と記憶につながります。
うまくいかないことでも試行錯誤しながら取り組み、自分の責任でやり遂げる力を身につけることができます。
小学校で学習したことから、「おもり」の重さや「振れ幅」が違っても、「振り子」の1往復する時間(周期といいます)は同じで、「糸の長さ」によってのみ周期が変わる(糸が長いほど周期も長い)ということは知識としては知っています。
そこで,各自が好きな糸の長さで周期を測り、比較する実験をすることにしたのですが、今回の実験の目的は「測定値」の理解です。「測定値」と「理論値」には“誤差”が出ます。その“誤差”をできるだけ小さくするにはどうすればよいだろう?中学入試はどんな出題だったっけ?
振り子が往復する回数を決めて時間を測り、それから1往復あたりにかかる時間を求めれば周期が分かります。
往復する回数を増やしてみたらどうかな。何回か測ってみて、平均をとるのはどうだろう。各自考えながら取り組みました。
今回は測定だけでタイムオーバー。比較や考察は次回のALに持ち越しとなりました。みんな、次回が待ちきれないようでした。