医進コースの「育成プログラム」が始まりました！ 　 2021.4.17

　今年度から中学校に開設された「医進コース」。初年度の入学生は８名です。中学段階の授業カリキュラムは「進学コース」と同じですが、体育以外はコース単独の少人数授業。より手厚い教育活動が展開できます。

　コースの目玉は「未来の医師育成プログラム」。演習や実験・フィールドワークなどの「アクティブラーニング（以下ＡＬ）」で自ら学ぶ姿勢を育み、ＯＢ医師や外部団体による講演会などのイベントを通じて、医師に求められる公共心を涵養します。６年間の体系的・組織的なプログラムで、将来立派な医師となって社会に貢献する生徒を育ててゆきます。

　その「育成プログラム」は今週から始まりました。水曜日にはＡＬ『校舎の高さを測ってみよう』でした。小学校の算数で学習した「縮図」の活用です。使えるものは自作の測量器。どんな角度を測れば、校舎の高さを簡単に求めることができるだろう？校舎までの距離はけっこうあるけど、どうやったら測れるだろう？２人１組や３人１組になって、意見を出し合いながら一緒に考え、計算しました。距離の測り方を工夫したり、早く求められた組は、別の方法でも求めてみようとしたりと、どの組も意欲的に取り組んでいました。

　どの組も23m前後という結果で、およその高さが求められていました。さすが医進コース生！

　昨年度から始まった大学入学共通テストの数学では、活用する力が求められます。今後も今回のようなＡＬを通じて、思考力・判断力・行動力を養っていきたいと考えています。