大学の先生をお招きし、生徒に大学の講義を生体験してもらう、本校の名物イベント「大学出張ナマ講義」。今年度は新型コロナウイルスの影響で今まで実施できずにいましたが、昨日ようやく実施することができました。

　今年度第１回は、広島大学工学部第三類の岡村好子教授による「化学で地球の未来を考える」でした。
岡村先生は現在COVID-19関連でも「不活性化ウイルスのRNA直接検出による感染検査の高速化」という研究で助成者に選ばれるなど、大活躍なさっておられます。
先生の専門である生物工学とはどのようなものか、海の微生物による有用物質生産の実用化の具体例などを交えて教えていただきました。「資源問題をマリンテクノロジーで解決する」という、持続性社会に貢献する日本で確立された学問領域であることは驚きでした。
参加してくれた生徒も興味深く聞き、講義後の質問も多く出ました。終わった後に個別に質問に行く生徒もおり、大変有意義な講義でした。
岡村先生、本当にありがとうございました。

　第２回は未定ですが、生徒の進路選択の一助となるよう、多くの先生をお招きしたいと考えています。次回をお楽しみに！