2014.04.07
平成26年度1学期始業式 校長あいさつ
明日の入学式で中学校1年生227名、高等学校1年生236名が君たちの仲間入りし、新しい雰囲気の中で新学期が始まります。
新しい年度を迎えるに当たって、2つのお願いがあります。
その一つは、「自分のことを大事に大切に思うならば、友達や相手のことも大事に大切にして欲しい」ということです。
私たちは、生まれながらにして、かけがえのない命を与えられた尊い存在です。同時に、人間的には不完全な面も持ち合わせた存在でもあります。だから、お互いが「自分たちは人間的に完璧ではない」という思いを持つことによって、相手を責めるのではなく、相手の良いところを認め、相手を大事にする心の余裕が生まれてくると思います。
もし、君たち一人ひとりがこのような思いを持って学校生活を送るならば「いじめ」は縁遠いものとなるはずです。一方、君たちの安全安心を守る責任のある学校としては「いじめ」は人格を傷つけ、人権を侵害し、命をも脅かす許しがたい行為であると重く受け止め、厳しく対処します。
二つ目は、「ルール・マナーを守る」ことです。
世の中には「したくても、してはいけないこと」「したくなくても、しなければならないこと」があります。その基準がルールでありマナーです。したがって、改めて今日から、バス・電車内や自転車通学時にはしっかりとルール・マナーをわきまえ、自分をコントロールするように努力してください。
最後に、3学期の終了式の時、紹介した手紙の中にあった、「城北生には小さなきれいな盆栽よりも、大きな広い大地にしっかりと根を張った大樹に育ってもらいたい。」という城北ファンの方の期待に応えて、君たちが逞しく大きな城北生になることを願っています。