2026.01.10
令和7年度 3学期 校長あいさつ
みなさん、あけましておめでとうございます。冬休みはいかがでしたか?
この20日間で「よかったこと」「できたこと」「自分のほめポイント」を振り返る時間を持てましたか?今日、こうして集まっているみなさんは、自分を振り返り、問い続ける力を少しずつ身につけていると思います。
この冬休み中も、何人かの卒業生と久しぶりに会いました。その中の一人は、証券会社の管理職として忙しく働いている40代ですが、こんな話をしてくれました。
「先生の日本史のノート、まだ大切に持っています。ときどき開いています。」そのノートは、日本史の授業中に私が板書した内容をまとめたものでした。当時の書き込みが残っていて、「あの頃、一生懸命勉強していた自分を思い出す」と笑顔で話してくれました。
もう一人、小学校の先生をしている50代の卒業生は、若い先生に授業づくりを指導しているそうです。
「歴史の授業をするとき、先生のノートを開いて参考にしています。高校時代に学んだことが、今の自分の授業づくりに役立っています。」
みなさん、どう思いますか?ただのノートですが、卒業して何年経っても、その人を支える力になっていたり、次の世代に学びをつなぐ役割を果たしているという話は、泣きそうになるくらいうれしいことでした。
そこには学びの時間、友だちとの思い出、そして自分が努力した証が詰まっています。卒業して20年30年経っても、高校生の時のノートがその人の心を支える「資源」になっているのです。
みなさんにとっても、今城北で過ごしている時間で手に入れたものが、未来の自分を支える「資源=リソース」にきっとなります。
「資源=リソース」とは、困難を乗り越えたり、成長したりするために使える自分の力や周囲の支えのことです。これまで経験してきた中で、自分にとってよい結果をもたらしたことも資源=リソースです。友達と協力して乗り越えたこと、部活動で努力したこと、先生に質問して理解できたこと、そういう一つひとつが、みなさんの強みとしてみなさんの中に蓄積されていきます。
3学期は、今年度のまとめであると同時に、次のステージへの準備期間です。
ここで改めて考えてほしいことがあります。
「自分はどんな状態で卒業式を迎えたいか」
「そのために、今日から自分は何を積み重ねるか」
理想の未来は、突然やってくるものではありません。
「問い続ける力」が、みなさんの未来をつくります。
「なぜこの勉強をしているのか?」
「今日の自分は昨日と比べて何ができるようになったか?」
毎日、自分に問いかけてみよう。ほめポイントを探そう。
そして、困ったときは一人で抱え込まず、先生や仲間を頼ってください。
頼ることは弱さではなく、勇気ある選択です。
城北は、みなさんが安心して挑戦できる場所でなくてはなりません。
卒業生がノートを開いて高校時代を思い出すように、みなさんも、今の努力が未来の自分を支える「資源」であり、宝物になります。
3学期のスタートにあたり、みなさんが自分の未来に向けて一歩を踏み出すことを心から期待しています。残りの3か月、今年度のゴールに向かって、走り抜けましょう。
