校長室だより

2021.11.05

校長室だより(11月号)-文化祭の代替行事-

季節の1枚

安芸の国の秋の朝~雲海も見える神ノ倉山から~

 コロナ禍の影響で、今年も9月の文化祭が中止となりました。その代わりに、10月26日(火)から10月30日(土)まで「学習成果発表(Culture Exhibition)」という名で、文化部等の展示を行いました。様々な制約の中で、生徒の自発性や熱意や創造の息吹を感じ取れる機会でした。

 学校の行事は、例年通り行う場合であっても、様々な制約の下で行われることが多いものです。同じことをやっても、制約は、中学から高校、高校から大学、社会人と、だんだんと少なくなります。では、制約が少ないとそれだけ光るものになるか?というと必ずしもそうではなく、制限を受けた中でこそ輝くものがあると思います。

 特に高校時代は、学校が持つ様々な制限の下で、それを忘れさせるエネルギーや工夫に満ちた活動が、文化・スポーツ・学術の面で見られる貴重な時間です。英語にpromisingという言葉がありますが、制約の中で生徒が光を放つ教育の営みを形容するにふさわしい言葉だと思います。promisingというフィルターで見ることで、我々教師の元気は保たれているのだと思います。

 今回の展示のほんの一部を紹介します。全部を紹介できないことをお赦しください。

 

中3生が全員、書道の時間に家族等に宛てた手紙です。


 目頭を熱くされた保護者の方もいたのでは。改まって思いを手紙に書くという行為の美しさを感じます。

探究塾FLIP  レゴで義手を作成

吹奏楽部は演奏画像上映

美術部の生徒のデッサン

鉄道研究部「よみがえれ、城崎温泉」

Discoveryという英語で探究活動を行う授業の一環として、中3生が英語でニュース記事を作成しました。

 生徒の関心に多様性があり、頼もしく感じました。Fake (偽)Newsもあり、私の肖像が1000円札に印刷されたという記事がありました。教育の重要性を象徴した1000円札だそうです。そんな紙幣もあっ ていいですね。私の肖像は別として。

 

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