2020.07.01
校長だより(7月号)-夢にむかって―
梅雨入りしました。しとしと降る雨の中、紫陽花に癒されることもありますが、降りすぎると豪雨災害のように悲惨な爪痕を残すことにもなります。
芸備線を交通手段として利用する生徒たちが多い本校にあっては、梅雨はさまざまな意味で気を配ることの多い季節だと思います。
お話は変わりますが、投稿記事の中から心に響く話を見つけ、7月号にとりあげることとしました。
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40代の女性のお話です。
「辞めたいなら辞めればいい ただ・・・辞めたら夢は叶わない
天才で無いのなら『努力の天才』であれ
達成できたら『世界』が変わる
夢が叶うと 自分の何よりも大きな武器となる」
これは我が家の洗面所に貼られたレポート用紙の言葉である。長男が高校2年生の春に書いた言葉。
おそらく友達や先生、書籍からのキーワードだと思う。自問自答しながら大学受験を経験し、この冬、無事に成人式を迎えた。
今もなお、悪戦苦闘しながら夢に向かって頑張っているようだ。
今では変色し、ぼろぼろになったレポート用紙であるが、いつしか我が家を支える言葉となった。
私自身、毎朝、毎晩目にすることで、エールを送りつつ、自問自答している。長男が日々自問自答したように。
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洗面所に貼られた言葉も素敵ですが、それを毎日見て頑張ろうとしたお子さん、またその言葉をいつまでも大切にするお母さんの人柄が伝わってくるお話だと思います。
新型コロナウイルスの問題で、日本中が重たい気持ちに沈んでいますが、いつかは乗り越えていける日が来ると思います。
中学生も、高校生もさまざまな意味でしんどい時間を過ごすことになりますが、みんなで、心を一つにして進んで行こうと思います。