校長室だより

2020.04.17

校長室だより(4月特別号)~元気が一番~

 13日から休校に入り5日目となりました。今回の新型コロナウイルス感染症を避けるために、学校でも先生方と工夫して可能な限り「3密」を避けています。職員室にはたくさんの先生が集まっていますが、一昨日から皆さんが使っていた教室や広い特別教室に学年ごとに移動し、密集、対面の状況を作らないように工夫しています。校長室は私一人ですが、窓がないために入り口のドアを常に開けています。午前中は少し寒く感じますが、校内で最高齢の自分としては、コロナに負けないためにできることはやろうと思っています。

 中学生や高校生とでは先生からの連絡や課題など方法や内容は異なっていると思いますが、この休み中にみなさんとの繋がりを意識して、毎日日々の準備をしたり、話し合いをもったりしながら、何とか乗り切っていこうという気概を感じています。5月7日までの休校を日数でみると、17日間の授業ができない計算になります。現在みなさんが毎日こなしてくれている課題や宿題だけで、授業を完全に補うことはできません。この先県内の状況がどのようになるかにもよりますが、授業ができなかったものは夏休みが短くなりますが、そこで補っていくこととしています。

 ところでみなさんは「コロナウイルス」の名前の由来は知っていますか?この「コロナ」はラテン語から、またはギリシャ語の王冠、太陽のまわりの輪に由来しているそうです。顕微鏡で見たときに、ウイルスには大きな球状の表面突起があり、王冠や太陽コロナがイメージされたことから「Coronavirus」と呼ばれることになったそうです。

 世界中に、もちろん日本にも「CORONA」とつく名前のものがたくさんあります。今回のことでコロナという名前がついているからといって、コロナウイルスをイメージしてしまうのはたいへん悲しいことだと思います。

 Be brave, and everything will work out.

「勇気をもってのぞみなさい。そうすればすべてうまくいくよ。」という言葉があります。現在の広島県の感染者数をみると、終息に近づいているとは考えにくいのですが、一日でもはやく峠を越えたいと心から願っています。

 あまり頻繁にチャンスはないのですが、みなさんと廊下で立ち話をしたり、将来の夢を聞いたりすることで、たくさんの勇気や元気をもらっています。みなさんと元気に再会できる日を楽しみにしています。

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