2019.11.01
校長室だより 11月号
―令和の秋に―
この度重なる台風や豪雨により、多くの方々の尊い命が失われ、いまだに避難所で多くの方々が不自由な生活を余儀なくされておられます。心からのご冥福と、お見舞いを申し上げます。
さて、朝夕の気温も一段と初冬の様相に徐々に移り変わりはじめ、今年もあと2か月と思いながら、やがて来る冬を肌身で感じる季節となりました。
本校では大塚製薬様と教育に関する連携協定を昨年結びましたが、プロサッカー選手のご指導や体調管理に関する講演など、これまでにいくつかの行事を行ってきました。今回はそのプログラムの一環として、マーケティング実践講座を受講し、同社製品のPOP(宣伝ポスター)を製作し、いかにすれば商品が受け入れられ販売数を伸ばすことができるか、という販売戦略を大塚製薬本社のプロと意見交換を行いながら、実際の店舗での販売体験を行うこととなりました。中学3年生53人がこのプロジェクトに参加します。
やがて社会に羽ばたいていく生徒たちにとって、マーケティングとはいかにあるべきか、ということをまさに体感できるプロジェクトとして期待しています。
また28日には、広島県議会の中本議長のお計らいで広島県知事に表敬訪問を行いました。新聞でも紹介されました、本校の鉄道研究部が全国大会で「文部科学大臣賞」を3年前に引き続き受賞し、今月にはドイツでの世界大会に招待されたことの報告に行って参りました。予め作成しておいた動画を熱心にご覧いただきました。知事には生徒たちへ世界大会に向けての激励をいただき、世界大会での入賞も目標に頑張ってくることの決意を述べることができました。
その後は議場に入り議会がどのように運営され、意思決定がなされていくのかというお話を議長から伺い、貴重な体験の一日となりました。
秋は深まっていきますが、生徒たちのプロジェクトやドイツでの活躍に心からエールをおくる秋の始まりです。