2018.09.01
校長室だより 9月号
豪雨災害の爪痕が今なお深く残っている中ですが、2学期が始まりました。1学期の期末試験から始まる学期も、過去57年間の中で初めてのことだと思います。
さて、2学期は年間を通じて一番長い学期であるとともに、多くの行事が企画されている学期でもあります。9月22日、23日は文化祭を開催します。今年のテーマは「超城現象」と生徒たちが決めてくれました。中学生全員が一堂に介して行う『英語スピーチコンテスト』、中学1年生と吹奏楽部のコラボレーションで行う『合唱』、文化部を中心とした『研究発表』、『クラス展示』、高校3年生を中心とした『模擬店』、PTAの皆様による『大バザー展』等々、アカデミックな内容からまさに祭の要素まで取り入れた、城北ならではの行事となります。
なかでも、過去2年間行ってきましたが、卒業生がパネリストとなりこれからの将来の在り方・生き方に繋がる意見交換を今年も行います。元アナウンサーの無実を証明された弁護士の久保豊年さん、GANTSや図書館戦争から始まって、万能鑑定士やいぬやしき等を世に送り出している映画監督の佐藤信介さん、大阪大学理学部の新見康洋さん、そしてアステラス製薬製剤研究所の大谷和也さんといった方々に、これから雄々しく生き抜いていかなければならない後輩たちに熱いエールを贈っていただきます。フロアーとステージの掛け合いにも思わずのめり込んでしまいます。どうぞ皆様、思わず質問したくなる・手を挙げたくなるパネルディスカッションにおいでください。
10月には中学3年生は長崎へ、高校2年生の国内班は沖縄の伊江島へ、海外班はシンガポールでのホームステイを体験した後、インドネシアに渡り学校交流を予定しています。大きな思い出の1ページになることでしょう。
なお、9月18日からメルボルンの姉妹校である、ヤラ・バレー・グラマー・スクールの生徒たちが約2週間の予定で城北にやってきます。冒頭紹介したスピーチコンテストでは、引率の先生にもジャッジに加わっていただく予定です。
学校行事はそれに参加すること、クラスで一つのことを創造していくこと、そうした繋がりが知的好奇心を喚起し、自己実現を図ろうとする意欲の向上に繋がるものと確信しています。2学期もどうぞよろしくお願いいたします。
※以下、写真は昨年の文化祭の様子になります。
○中学生による英語スピーチコンテスト
○文化部の研究発表①
○文化部の研究発表②
○模擬店の様子
○卒業生の方々とのパネルディスカッション