2018.03.03
校長室だより 3月号
3月1日、高校3年生が巣立っていきました。在校生の「贈る言葉」や卒業生の「決意の言葉」の中には、それぞれ上級生に対する感謝の気持ち、在校生に対する期待を、自分の言葉でしっかりと述べてくれました。
私は、壇上において卒業生代表の「決意の言葉」を聞いていましたが、3年間においてやり残したこと、感動したこと、平和の大切さ、仲間への感謝等々を述べてくれましたが、最後には、やはり家族に向けた感謝の言葉が強く印象に残っています。3年間を苦しいときも、投げやりになりそうな時もじっと我慢して、心の支えになってくれた家族への心からの気持ちだと思いました。
夜の謝恩会で、こうした私の印象をお伝えしたく「こどもの詩」という著書の中から、一編の詩を披露しました。
ゆうがた
おかあさんといちばへいった
かげがふたつできた
ぼくは おかあさんのだけ
ふまないであるいた
だって おかあさんがだいじだから
かげまでふまないんだ
卒業はしましたが、後期試験まで学校に来て、自分の持てる力を最後まで発揮しようとする卒業生も少なくありません。大学がゴールではありませんが、一つの大きな通過点ではあります。城北高校の卒業生として、胸を張ってこれからの長い人生を歩むにあたり、心からのエールを贈った一日となりました。
ご多様な中、ご臨席賜りました来賓のみなさま、保護者のみなさま、本当にありがとうございました。