2017.12.21
平成29年度2学期終業式 校長あいさつ
時の流れは人の心のありようで速く感じたり、遅く思えたりしますが、平成29年(2017年)もカレンダーで言えば最後の1枚になりました。2学期はみなさんにとってどのような学期だったでしょうか。冬休みを楽しみにしている人もいれば、もう2ヶ月あればなあ、と思っている人も少なくないかも知れません。特に、高校3年生のみなさんの中にはそう思っている人も居るかも知れません。でも、やるべきことをやってきた、という思いがあれば結果はどうあれ、そこで起こってくる現実を見て次のことを考えるしかないわけで、心静かに残された時間を大切にして1月中旬を迎えてください。
さて、話は変わるのですが、今月の12月12日は何の日が知っている人はいますか?1985年に「カーバッテリーの日」として、日本蓄電池工業会が制定した記念日だそうです。野球のピッチャーとキャッチャーをバッテリーと呼びますが、野球部の人、これはどうしてですか?野球のバッテリーでは、ピッチャーのポジションが「1」で、キャッチャーのそれが「2」であることから、12月12日を「バッテリーの日」と決めたのだそうです。バッテリーというのは、いわば原動力となるものであり、大切にしなければならない部分ですね。
野球やスポーツばかりではなく、クラスや友達とのつきあいの中で、体格の大きな人もいれば小さな人もいます。気持ちの強い人もいれば、おとなしい人もいます。ワンピースのお話しの中に「俺は助けてもらえねえと、生きていけねえ自信がある。」というセリフが出てきます。助け合う仲間がいると、こんな心強いことはありません。「助けてもらわないと、生きていけない自信がある」と言い切れるのはすばらしいことです。仲間を信じているということだし、人と協力して何かを成し遂げる大切さを分かっているということだと思います。
一人で何もかもが出来る人などいません。誰かの力を借りながら生きていることを私たちは常に心に留めることが大切だと思います。
2学期が終わりますが、日常の生活、授業、部活動等々、今一度仲間を意識して、「自分は決して一人ではない」とみんなが心の底から思える学園でありたいと思います。 来年が、みなさんにとって、さらにすばらしい年となるよう祈念して挨拶とします。