～ゲストを迎えての運動会に～

　６月に入りいよいよ初夏の装いが色濃くなってきました。５月２４、２５日と全国高等学校長研究協議会に参加しました。各県の高等学校から参加ということもあり、約３０００人規模の会議となりました。学習指導要領の改訂、高大接続に関わるかつてない規模の変革等々、文部科学省の行政報告や日本全国の高等学校の教育改革を見据えた取組内容の発表など、日本全体の教育の方向性が音を立てて変わり始めている、といった印象を持ちました。
　本校も特設の委員会を昨年度立ち上げ、具体的な内容の検討に入っておりますが、城北の育てたい生徒像をさらに明確にして、建学の精神に裏打ちされた私学ならではの教育内容、城北ならではの教育内容の創造に向けて着実な歩みを進めていく必要性を厳しく受け止めた協議会でした。
　さて、６月は城北にとりまして大きな学校行事が控えています。２４日には中学校の運動会、２５日には高等学校の運動会を予定しており、現在生徒会執行部を中心に準備を進めております。本校がオーストラリアの学校と相互交流を行っているのはすでにご存知かと思いますが、今年度からメルボルンに加えて、ブリスベンの学校とも交流を行うこととなりました。モートン・ベイ・ボーイズ・カレッジから１１名の生徒が約１０日間城北生の家庭にホームステイをしながら、学校生活を通して日本語や日本文化を学び、城北生も異文化理解をこの機会に深めることができるものと思います。今回は中学校の運動会にモートン・ベイの生徒たちも何種目か参加することとなっています。当日はお子さんの応援に来校されることと思いますが、合わせて始めて日本を、広島を体験するオーストラリアの子どもたちへの声援をお願いできればと思っております。今は、当日が、快晴とまではいかないまでも、運動会にふさわしい天候になることを祈るばかりです。

平成２９年６月　　校長　岩本 光彦