2017.04.04
校長室だより 4月号
〜張り出す春を迎え〜
春が来ました。北棟のとなりにしっかりとたたずんでいる桜の木が、今年は今日現在二部、あるいは三部咲きかと思われます。今年の入学式である七日には、満開の桜が新入生を暖かく歓迎してくれるものと期待しています。
さて、もともと「冬」というのは、自然や生命の魂が「殖える」という「殖ゆ」からきた言葉だと言われているそうです。冬の間に、自然や生命がどんどん殖えて、つぼみとなっていきます。このつぼみが、春になるとはちきれんばかりにふくらんできます。つぼみが「張る」「張り切る」とか「張り出す」の「張る」です。このはちきれんばかりに張って、外に現れてくる季節を、「春」と呼んだのだそうです。
先日約2週間の短期語学研修を終えて、高校1年生が帰国しました。昨年からオックスフォードを経由し、本校とは長年の研修提携校であるハイクリフ・カレッジでホームステイを体感しながら、異文化理解や語学研修に参加し、今回も将来に繋がる「絆」を結ぶことができた研修になったと報告を受けました。
夏には韓国の啓聖高校、メルボルンのヤラ・バレー・グラマー、ブリスベンのモートンベイ・ボーズ・カレッジにそれぞれ海外研修を予定しています。
心躍る春の到来ですが、「グローバル・マインドを持ち、爽やかな挨拶ができ、真剣に学びに向い、部活動も学校行事も頑張る」生徒像の育成に向けて、中学生、高校生が力を合わせて新たな教育活動に邁進する「春」のスタートであると思っております。
今年度も、保護者のみなさま、地域のみなさま、同窓生のみなさまの信頼に応えることができるよう、さらに次元の高い教育活動を展開してまいります。どうぞよろしくお願い申しあげます。
平成29年4月 校長 岩本 光彦