校長室だより

2016.01.03

校長室だより 1月号

       〜 成長し形が整う年に 〜

 

みなさま、新年明けましておめでとうございます。平成28年がスタートしました。「申」の年です。昨年は土砂災害をはじめ台風の被害等が発生し、日本全体が悲しみに包まれてしまいました。海外に目を転じればフランスでのテロ行為など心の痛む事象が後を絶たないという印象を強くしました。

さて、今年は「申」の年ですが、2学期の終業式に干支の由来にまつわる逸話を紹介しました。諸説いろいろあるようですが、干支の十二支はかつて中国で農業を行う際に暦として使われていた農業用語で、農作物の成長過程を12段階で表す意味を持ち、カレンダーとしての役割を果たしていたそうです。その十二支が江戸時代に日本に言い伝えられ、一般庶民でもわかりやすいよう十二支に動物が当てはめられ、そこから十二支が広がったと言われているそうです。申年の申は本来「しん」と読み、「のびる」や「もうす」という意味があります。申は「雷」の源字であり「稲妻」を表した象形文字で、神の技という意味もあるとのことです。申には病や厄が「去る」との云われもあり縁起の良いものとして神社などで祭られています。

今年で城北は創立55周年目に入ります。「グローバル・マインドを持ち、爽やかな挨拶ができ、真剣に学びに向かい、部活動も学校行事も頑張る生徒」を育てることを、昨年新たにしました教育経営計画の中で城北が育てたい生徒像として示しました。建学の精神に立ち返り、中・高一貫校であるからこそ実践できる教育内容を整理しながら、中学生、高校生がより高みに向かって歩むことができる環境作りに一層努力を重ねてまいります。

平成28年がみなさまにとりまして、様々な意味ですばらしい年となりますよう心からお祈りし、新年のご挨拶といたします。

 

平成28年1月  校長 岩本 光彦

 

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