地域医療の現状と医療の未来～医師を目指す城北生へのメッセージ～        2025.11.20

 

 

今回は、本校卒業生の藤井温先生（12回生）をお迎えし、因島地域の医療を例に地域医療の現状と将来についてご講演いただきました。

 

 

 

 

 

藤井先生は因島で開業医としてご活躍されていらっしゃいますが、因島医師会の会長として因島医師会病院の院長も務められていらっしゃいます。

因島地域の住民を守るためにどのような医療が必要かを考えた結果、因島総合病院を統合してマンパワーを集約することに至ったそうです。

地域医療の主人公は医師ではなく住民であるので、地域包括ケアが求められると熱く語られました。

 

 

 

 

地域医療や在宅医療で話題となっているACP（アドバンス・ケア・プランニング）についてもご説明いただきました。

意思決定が難しくなった場合に行われる医療のために、元気なうちに家族や医療者と話し合っておくことが重要です。

人の考えは変わるものなので、折に触れて話し合うこと、ですが考えることや決めることを強要してはいけないと教わりました。

 

 

 

 

 

 

現状の課題から、将来どのような医療が求められるのか、そのような期待の中でどのような医師になることが望まれるか、ご意見とエールをいただきました。

 

 

 

 

藤井先生、お忙しい中後輩たちのためにお越しいただき、ありがとうございました。