中学
部活
2025.07.08
部活動報告 中学野球部
第50回 広島県中学校軟式野球選手権大会 1回戦
城北 000000102 = 3
坂 100000000 = 1 (延長9回)
激闘とはまさにこんな試合を指すのだろうと思います。
広島市大会を優勝して迎えた県大会1回戦。相手は坂町立坂中学校でした。
初回、安打と四球、盗塁を挟んでタイムリーヒットを打たれ、あっという間に先制されます。
しかし、2回からは落ち着いた投球と堅い守りで相手に得点をあげません。
気温がぐんぐん上がる中、白熱した投手戦が続きました。
ようやく巡った5回の好機。しかし焦りからか、自分たちのミスで得点チャンスを生かすことができません。
それでも「必ずもう一度チャンスがくる」とみんなで鼓舞し続け、耐えしのぎました。
気温は35度。
6回の守りが終わったとき、外野手のひとりがポジションからベンチに戻って来られません。両足をつってしまった彼はそのまま交代を余儀なくされます。
そして迎えた最終回の攻撃。
主将がレフト前ヒット。ここで先ほど交代した選手に打順が周ってきます。
彼はこの選手権大会、予選を含めて初打席です。緊張をほぐすように、自分の胸を2、3度たたいて打席に立ちました。
初球のボール球を落ち着いて見逃した次の2球目、彼は思い切り振りぬきます。
無念の交代をした仲間の思いも乗せた打球は、レフトの頭上を越えていきました。
無死2、3塁。このチャンスに次打者のセンター前ヒットでついに同点に追いつきました。
特別延長はノーアウト1、2塁から攻撃が始まります。
先攻で無得点に終わった城北。守りはひとつのミスも許されない、土俵際まで追い込まれました。
それでもベンチから、スタンドから、みんなの声援が土俵際の粘りを生みだし、相手の攻撃を封じました。
特別延長2イニング目、5番の殊勲打で勝ち越し、その裏の守りも最後の力を振り絞って見事勝利をおさめました。
勝利の瞬間は皆で抱き合い、目頭を熱くしました。
私たちには部訓があります。
『 苦しくても辛くても 後で感動だけが残る練習をしよう 自分で 自分の精神肉体を鍛えよう
ひとりがみんなのために みんながひとりのために何かをしよう 努力のないものに 勝ちも負けもなし 一球入魂 』
この部訓を斉唱して我々の練習は始まります。
練習どおりの試合ができたのだと思います。
次戦は12日(土)9時から、やまみ三原運動公園野球場で福山市立中央中学校と戦います。
われら城北健男児にご期待ください!