医進
2024.02.27
今週の医進2023 vol.16
教えて!先輩! ~脳神経内科医~ 2024.2.26
今年度最後の医学講演会は、OB医師による専門科講演会です。
今回は国立病院機構呉医療センター脳神経内科医の金谷雄平先生(39回生)をお招きし、脳神経内科についてお話しいただきました。
自己紹介を兼ねて広島城北中高時代、大学、研修医、大学院、呉医療センターのお話を少しされた後、本題の脳神経内科の話へ。
扱う疾患の多さや他科との連携も非常に多いことに驚きましたが、今一番ホットな科だという話にはみんな納得していました。
扱う疾患で代表的な脳卒中(脳出血・脳梗塞)の症例や治療法などを詳しく教えていただきました。治療法については知らないことばかりでした。
認知症については新聞スクラップでかなり扱ってきたので、みんなよく分かったようです。
意外と知らなかったのがてんかんです。よく知られている痙攣の症状は代表的なもので、てんかんとは分かりにくい症状も動画で見せていただきました。
今後周りにそのような症状が見られたらすぐに受診を勧められそうです。
金谷先生が大学院で論文を書かれたパーキンソン病についても詳しく教えていただきました。iPS細胞を用いた新しい治療法が考えられているそうです。
最後に広島大学脳神経内科学の案内をされました。超高齢社会で脳神経内科のニーズは高いにもかかわらず、専門医はかなり不足しているそうです。
「みなさんが脳神経内科医になって一緒に働けたら嬉しいです」と誘われました。これはなるしかない!
質疑応答では、筋生検や認知症、てんかんについて鋭い質問がいくつも出ました。金谷先生も驚いていらっしゃいました。
お礼に中2生が焙煎したコーヒーを差し上げました。喜んでいただけてよかったです。
来年度はもっと多くのOB医師をお招きして専門科講演会を開催する予定です。お楽しみに!