いのちの学習会        2023.9.13

 

 

今回の合同医学ALは、ひろしまドナーバンク様に出前講座「いのちの学習会」を実施していただきました。

講師は福井内科医院副院長の福井英人先生です。広島県で最も臓器移植に詳しい先生で、現在は在宅医療を中心にされていらっしゃいます。

 

 

 

 

移植医療について詳しく説明してくださり、生体移植と死後の移植で移植できる臓器が異なることや、脳死後の臓器提供では心臓移植など、より多くの臓器移植ができることを知りました。改正臓器移植法施行後も、日本は他国と比べて臓器移植を受ける機会が少ない（臓器の提供件数が少ない）のが現状だそうです。

 

 

 

 

 

臓器の提供については、臓器提供意思表示カードの現物をもらって確認しました。

「臓器を提供する」「臓器を提供しない」はどちらも権利であり、強要されるものではない。大事なのは、常に考えることだと分かりました。

 

 

 

 

 

講演の後は、ドナー（臓器を提供する人）とレシピエント（臓器を必要としている人）の立場からディスカッションをしました。

どちらを選ぶかは自分の権利。みんな今の自分の考えで話し合い、発表しました。

 

 

 

医師と患者双方の立場から移植医療について考えることのできた時間になりました。福井先生、ありがとうございました。