2023.08.29
令和5年度 2学期 始業式 校長あいさつ
今日、8月28日に、こうしてみなさんと2学期の始業を迎えることができたことを喜びたいと思います。
それぞれの夏休みを振り返ってみましょう。
1.01の日がどれくらいあったのか?
数字で言うほど1.01の40乗は簡単ではなかったと思います。
1200人が1200通りの答えをもって2学期のスタートラインに立っていると思います。
うまくいかないことや悩んでいることがあったら、一人で抱え込むことなく、遠慮なく友だちや先生、周りの大人に相談してください。
「話す」=「離す」です。
我々はしっかり「聴き」ます。
私自身の夏休みは、1.01の40乗とはなりませんでした。
8月上旬、中四国地方の私立学校で新しく先生になった人が参加する「初任者研修会」で講師を務めました。20代から30代の若い先生たちがどんな気持ちで先生という仕事を選んだのか、これからどんな先生になりたいと考えているのかを聴いていて、自分はどうだったのかを振り返りました。
中学生、高校生の成長に関わりたいからこそ、この仕事を選んだということを。
教育の果たす大きな役割は、次の時代を支える大人を育てることです。
みなさんは確実に大人に近づいていきます。
みなさんの自立をサポートすることが我々の仕事です。
みなさんと関わり続ける限り、私には学び続ける責任があります。
まさに〝学んで厭かず教えて倦まず〟です。
これから90年以上の人生を過ごしていくみなさんも、学び続ける人として一緒に進んでいきましょう。
2学期には、9月に文化祭、10月には、中3と高2の修学旅行などの行事があります。
高3生は、9月の共通テストへの出願を経て名実ともに大学入試へ向けたラストスパートに入ります。1月の共通テストまで138日。1.01の138乗は、3.94です。
今日が1.01だったと自分で誇れる日々を実現するにはどうしたらいいのでしょうか?
まず、その答えを探すことから始めましょう。