中学
2021.09.18
中1
Today’s JOHOKU vol.223
今回は中1理科の授業での一コマをご紹介します。
現在は生徒同士が対面する形での生徒実験やグループワークを避け,演示実験の形で授業を進めています。
いま学習しているのは「状態変化」についてです。今回はドライアイスと液体窒素を題材に使いました。
実験の前に,実験結果とそれがいかにしておこるかを予測したのち,演示実験に移ります。
ドライアイスは二酸化炭素を冷やして固体にしたもので,室内に放置すると液体を経ずに気体に変化する「昇華」という性質を示します。
机の上でドライアイスの小片を手で弾くと,スーッと机の上を滑っていきます。エアホッケーと同じ原理で,等速直線運動をします。
二酸化炭素には液体の状態がないのかというと,そういうわけではありません。圧力を高めてやると,液体の二酸化炭素を観察することができます。
液体窒素は窒素を冷やして作られており,-196℃で沸騰します。
非常に低温であり,花を入れると簡単に凍ってしまいます。
普段あまり見ることがない実験の題材だったので,どの生徒も興味津々のようすでした。
次回の授業では,それぞれの実験結果をもとに,正しい理科の用語で現象を説明できるようにしていきます。