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2020.05.26
Today’s JOHOKU vol.13
中学3年生の生徒5名が「ボルネオを探究しよう」というオンラインセミナーに参加しています。
このセミナーは、全国の中学生をはじめ、専門家・中高教員・大学生・高校生など多様な所属・年齢の方々が協働的に学びあうことを目指して実施されているものです。
ボルネオ島は、赤道直下にあり、インドネシア、マレーシア、ブルネイの領土となっています。
熱帯雨林が広がり、オランウータンをはじめとする多くの生物が暮らしています
しかし、この熱帯林が…
人間の手によって、切り開かれているのです。
熱帯雨林を伐採した後にはアブラヤシのプランテーションが広がっています。アブラヤシはパーム油に加工され、食用油、マーガリン、シャンプー、洗剤などに利用されます。
アブラヤシの需要は世界的に高まっており、アブラヤシを作るためにボルネオ島の熱帯雨林が切り開かれ、オランウータンなどの生物の居場所がなくなるなど、様々な問題が生じています。
このような問題に触れながら、「現地の人々がどのような暮らしをしているのか」、「どのような生物がいるのか」、「熱帯雨林を守りながらアブラヤシを生産していく方法はないのか」などを、他校の中学生、高校生、さらには大学生、教員、企業の方々とともに学んでいます。
途中、グループワークの時間があるのですが、参加した5人の城北生は、はっきりと自分の考えを述べたり、質問をしたりしていました。直接会ったことのない見ず知らずの人と堂々と交流する姿は立派でした。
2回目の学習会が終わった先週の土曜日にここまでの感想を、参加者の2人にZoomで聞いてみました。
<中3D 中原君(写真左)>
休校中で人とのコミュニケーションができないのが残念だが、オンラインでいろいろな地域から様々な年代の人が集まり、交流できるのが楽しい。また、中学3年生の夏休みに予定されていたオーストラリア研修に行くことができなくなったので、海外に少しでも触れる機会ができてうれしい。
<中3E 堀君(写真右)>
毎回学ぶことがとても多かった。オーストラリア研修がなくなったので嘆いていた。自分で語学の勉強をしようと思ったが、乗り気になれなくて続かなかった。高校1年生で参加したいと考えている、インドネシア研修や高校2年生で予定されている海外修学旅行のよい事前学習となっている。
コロナウイルスによって、数多くのイベントが中止になっています。
イベントが中止になるのは悲しいことですが、この学習会のように、このような時だからこそオンラインで学べることもたくさんあるのではないでしょうか。
校内だけでなく、校外でおこなわれている学びにもどんどん参加していってほしいです。
P.S.
明日(5月27日)、本校の授業の様子を取材していただいた番組が放送されます。
NHKの「お好みワイドひろしま」(18:10~19:00)です。
ぜひ、ご覧になってください!!!