2020.11.02
校長だより(11月号)―ドラえもん―
11月になり最低気温や紅葉という言葉を聞く機会が増えてきました。今年は新型コロナウイルス感染症にはじまり、今なお終息どころか微増しているというニュースが全国を駆け回っています。コロナ禍に加えてインフルエンザにも気を付けなくてはならない季節となりました。
先日「コロナ禍に苦しむ日本中の感動を呼んだ『ドラえもん』の新聞広告」という記事が目にとまりました。内容を紹介します。
「新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために緊急事態宣言が発令されて3週間ほどが過ぎた4月29日。本来なら、旅行や行楽に出かけるゴールデンウイーク初日のはずだった。新聞で、あるいはSNSで拡散されたこのメッセージを見た人たちから、「ちょっと泣いた」「励まされた」「ドラえもん、ありがとう」―そんな声が上がった。
きみがおうちにいてくれたから。
ちゃんと手を洗ってくれたから。
家族を想ってくれたから。
ともだちと支え合ってくれたから。
やさしい気持ちでいてくれたから。
病気の人を助けてくれたから。
みんなのために働いてくれたから。
未来をあきらめないでいてくれたから。
だいじょうぶ。未来は元気だよ。
「ドラえもん『STAY HOME』プロジェクト」の一環で、新聞に掲載されたメッセージ広告が、日常を失い先の見えない不安に押しつぶされそうな人々に安心と勇気を与えた。架空の物語のキャラクターでしかない「ドラえもん」の言葉が、どうして幅広い世代の心にこんなにも深く、大きく響いたのか。(以下略)」
言葉の力とは大きいということを改めて認識した次第です。この先どうなっていくのか不安は拭いされませんが、「だいじょうぶ。未来は元気だよ。」というドラえもんの言葉を信じて日常を大切に過ごしたいと思います。