2018.12.01
校長室だより 12月号
~年の瀬の風景~
Time flows like an arrow.【光陰矢のごとし】という諺がありますが、平成30年も残すところあと1ヶ月となりました。学校は2学期の期末テストの発表が近づき、一年で一番長い2学期のまとめに入ろうとしています。
さて、本校は昨年度「金融・金銭教育研究校」の指定を広島県金融広報委員会から受け、その一貫としてこの度公開研究授業行いました。この委員会は広島県、財務省中国財務局、日本銀行広島支店等々のバックアップの中で、くらしに身近な金融に関する広報・消費者教育活動を行っている団体です。
公開授業は中学3年生の社会科で行いました。授業のタイトルは「金融商品のリスクとベネフィットを考えよう」というもので、『株価の変動はなぜ起きるのか』、『借金をするとはどういうことなのか』、『投資と投機とはどう違うのか』、『直接金融と間接金融を理解しよう』、という4つのサブタイトルを柱に、新聞記事を情報源として、架空の会社の株が会社の経営を左右する情報や、変動する株価を読みながら売買を行うものでした。チョーク・アンド・トーク方式の講義中心の授業ではなく、生徒参加型の授業であることから、金融について関心を持つことを通じて、中学生としていかにお金の扱いを考えるべきかを示唆する授業でした。
授業後には菊地幸夫弁護士をお迎えして講演会を開催しました。菊地先生からは、ご自分が担当されたお金にまつわる未成年の犯罪行為や相談内容を具体的に話していただき、参加した中学生にとって改めて自分の普段の生活を見つめ直す機会となりました。
今月はサッカーの小野伸二選手(元日本代表、Jリーグ:コンサドーレ札幌所属)をお迎えして講演会を開催し、放課後はサッカー部の生徒たちが直接指導をいただきます。2学期の最後に外部から各業界で活躍されている講師に城北を訪問いただきます。小野選手のお話は改めてご紹介したいと思います。
来年がみなさまにとりまして、幸せ溢れる年となるよう祈念して、平成30年最後の校長室だよりとします。