2017.02.01
校長室だより 2月号
〜次の階段へ 〜
はやいもので年が明けてもう1ヶ月が過ぎてしまいました。先週の1月27日は高校3年生にとって最後の登校日となりました。センター試験も終わり、二次試験への出願も済み、みんな安堵の面持ちながら次に来る試練に向かって、自由登校となった後も、ほとんどの3年生が学校に普通に登校し、補習や自学自習の成果を担当の先生に質問する姿をあちこちで見かけます。3年生の表情は自分を戒めるような、凜とした顔を見せてくれる人が多いことに頼もしさを感じる次第です。
ミュージシャンのSAKURAさんが「苦しいと感じられるのは、前へ進んでいる証(あかし)だと思って!そこはあなたが本当に居る場所ではないというサインなの。もっとふさわしいところへたどり着く途中なのだから。」と勇気を与えてくれる歌の歌詞を思い出します。
また、金子みすゞさんの有名な詩、「わたしと小鳥とすずと」の中の一節ですが、「わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、あの鳴るすずはわたしのように、たくさんなうたは知らないよ。すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。」というみんなそれぞれ違いがあって、それぞれいいところがある、という詩です。
今日は高校3年生のことを書きましたが、自分の良さを最大限に発揮して、次の階段を登ろうとしている健男児を心から応援したいと思います。
平成29年2月 校長 岩本 光彦