校長室だより

2016.05.08

校長室だより 5月号

      〜 新緑の季節をむかえて 〜

 

ゴールデン・ウィークも終わり、いよいよ新緑の季節となり、若葉のきれいな5月が始まりました。5月4日は「みどりの日」と名付けられた休日です。この「みどりの日」について3つの視点から内容が定められています。

・自然をよく見つめ、自然を発見する。

・自然と友達になり、生きる知恵を学ぶ。

・自然の恵みに感謝し、自然を大事にする。

法隆寺などの古い寺の修復や再建を果たした、最後の宮大工の棟梁といわれる西岡常一さんが著書の中で次のような話をされています。「千年生きた木は、切って柱にしても千年経っても生きている。法隆寺の柱にかんなをかけると、今もプーンとヒノキの生きた匂いがする。木にはそれぞれ個性があり、特に個性の強いくせのある木ほど命も強く、個性のない素直な木ほど力も弱いし、耐用年数も短い。」

私たちも自分の個性を大切にして、周りの情報をしっかりと収集し、風や嵐にも打たれても強く育っていきたいものです。

高等学校も新しい生徒会スタッフが決まりました。6月に行われる体育祭に向けて、テーマや新たな伝統を築く行事として、慎重にかつ期待を込めて城北にふわさしい行事として準備が進むものと思います。

今月末から6月にかけて、総合体育大会に出場するチームも少なからず出てくるものと思います。「部活動も学校行事も頑張る生徒」が城北の生徒像の後半にうたってあります。城北健男児として新緑の季節に自分を見失うことなく飛び出してください。

 

平成28年5月  校長 岩本 光彦

 

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