2014.09.29
第1回入試説明会 校長あいさつ
本校は、「人格を認め、人権を尊重し、人命を守る」ことを第一義とし、ボーダレス化・情報化された国際社会で活躍できる人材の育成を目指しています。そのためにも、これからの日本を背負っていける知・徳・体のバランスのとれた「人間的に逞しく心の大きな若者」を育んでいきたいと思っています。 一方、少子化の中で、私立・公立が切磋琢磨し共栄共存を目指す中で、他校のコピーではなく城北独自の色合いを出すために、英語教育を特化し他校との差別化を図っております。
このような教育のねらいを具現化するために「英才教育(進路実現)」と「人 間教育(心の教育)」という二つの教育方針の実現に努めているところです。
本校の英才教育(進路実現)の具体例をいくつかあげます。
一つ、中学1年生では基本的学習習慣・生活習慣の定着を図り、その後、授業のスピードアップを目指します。
一つ、高校1年生から「文理選択」「到達度別授業(APクラス)」を実施しています。
一つ、中学3年間の「総合的な学習の時間」はすべて外国人教員が英語で指導し、その際、iPadを使用しての情報収集・プリゼンテーションも行っています。
一つ、山紫寮において、「スーパーバイザー(寮監)」「チューター(学習指導員)」を配置し、入寮者に学習の場を保証しています。
次に人間教育(心の教育)についてですが、受け入れた生徒の生活背景(第一志望か否か・興味・関心、能力・資質等)の多様化を考え、彼らを「ミキサーにかけたミックスジュース」ではなく、「サラダボールの中の赤・青・黄・緑・紫色の個を生かしたフルーツサラダ」として、時には競争もさせながら、じっくりと6年間(又は3年間)一人ひとりを大事に育て、卒業時には、彼らの持っている潜在能力を開花させ、夢を叶えてやりたいと思っています。
また、勉強ができるだけでなく、挨拶ができ、掃除ができ、ルール・マナー・エチケットが守れる生徒を育むために、「基本的な生活習慣の定着」や「クラブ活動」にも力点を置き、その上で、一人の人間として誇りを持ち、これからのグローバル社会での必須条件である「人権感覚・国際感覚」の育成にも努めてまいります。
「国際感覚」と「人権感覚」についてですが、これらは表裏一体の関係です。国際理解教育を通して、日本を誇りに思うと同時に、他国を尊重し崇める気持ちを育成することは、自分に誇りを持ち、自分を大事に思う「自尊感情」や相手の立場に立って物事を考え行動することのできる「他尊感情」を育てることに通じると考えています。
そのような指導を通して、「いじめ」は「人格を傷つけ、人権を侵害する非人道的で絶対許されない行為」であり、更には、「学校は生徒の安全と命が守られる場所」であるという認識のもとで、全校挙げて「いじめ」を未然に防ぐとともに、万一、いじめが生じた際には厳しく対処してまいります。?
最後に、「城北に来て良かった」「城北に任せて良かった」という生徒・保 護者の満足度が100%になることを目指して、これからも全教職員がひとつになって頑張ってまいります。本日はご来校ありがとうございました。