校長室だより

2022.08.26

令和4年度 2学期 始業式 校長あいさつ

 皆さんおはようございます。夏休みが終わり、2学期の開始です。
 最初にお伝えしたいことは、新型コロナ感染についてです。ご存知のように、感染者数は、県内でも全国でも高止まりが続いています。本校生徒の中にも現在相当数の陽性者がいます。一番不安なことは、無症状のまま登校して、生徒間で感染が広がることです。特にマスクを取るような昼食時や部活動の時間などは、十分な注意が必要です。引き続き感染防止に努めてください。また体調が悪い場合には、無理をして登校しないこと、早めに医師の診断や検査を受けてください。
 次にお伝えたいことですが、こうした長期休暇の後の学校は、みんながみんな「よしやるぞ」と前向きになれるわけではないということです。生活習慣が休日モードになって、今朝学校に来るのが「たいぎい」生徒も一定数いると思います。早く、通学モードに慣れてほしいものです。
 また、一人で不安や悩みを抱えた人もいます。そういう人は、話しやすい先生や友人など他の人との相談を心がけてください。一人で悩みを抱えないでください。悩んでいるのは自分だけではないことがわかったり、自分とは異なる視点をいただいたり、解決に向けて具体的に動けば、前向きな見通しが立ってくることもあると思います。
 最後に、2学期に向けて、日常の学習で心しておいてほしいことを伝えます。それは「読む力」をつけることをいつも意識して、学習をしてほしいということです。言うまでもなく、読む力は学力の基本です。一番身近な例は、教科書への接し方だと思います。教科書を自分の力で読んで理解しようとする。これが大切です。授業でわかりやすくした解説を先に聞いて理解したとしても、それだけでは力になりません。わからないところがあってもまずは自力で読み考える解説を聞いて読めてなかったところを自分のものにする、その努力の中から読解力はついてくるものだと思います。授業の中での気づきも増えてきます。模擬試験を受けた後も、答案と一緒に返ってくる解説、特に出来なかった問題の解説をしっかり読む。これも大切な態度であり、学習する力です。心がけてください。
 高校3年生には来年1月に迫っている大学入学共通学力テスト。何よりも読解力が大きく求められるタイプの問題が出ます。限られた時間の中で、複数の情報を的確に読み取る。数学でさえ、長い問題文を読み取らなくては解答できない問題が出ます。その他の教科・科目は言わずもがなです。日常的に心して、「読む」ことを心がけましょう。

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