06城北では、「自立・自律した学習者を育成する」という大きな目標に向かって、これまでの長い歴史の中で培ってきた経験に基づき、発達段階に応じた充実のサポート体制を構築しています。「予習→授業→復習」の黄金サイクルの確立を目指し、自主学習や個別学習の重要性を説いています。一方で同級生との学び合いや、先生への質疑応答を通した深い学びを実践できる環境も整えています。本校では全国に先駆けてタブレット端末を導入し、十余年が経過しました。その間でソフトウエアやハードウエアは劇的に進化しましたが、変わらず伝え続けているのは「Good Userになろう」ということです。何かを調べたり、視聴したりするだけではなく、学んだことを思い思いの表現方法で創りだし、誰かに伝える経験を数多く積むことにより、自己肯定感や表現力の育成に努めています。本校では入学時に1人1台タブレット端末をご購入いただきます。学校生活のあらゆる場面で活用するとともに、実社会でおこる色々な事象を題材として、「自分だったらどうするか」を考える機会を設けています。JOHOKUSTYLESTYLE 01POINT 01STYLE 02STYLE 04POINT 02STYLE 05POINT 03SCHOOL GUIDE 2025タブレット端末は必要な情報を得るだけの道具ではありません。自ら学んだことを、自分なりに表現し、発表する機会を設けています。例えば、音楽の授業では作曲アプリを使って駅の発車メロディーを作ったり、理科の授業では動画制作アプリを使って実験結果の解説動画を作るなどして、何かを伝えることの楽しさと難しさを経験する機会としています。長い伝統の中で培われた経験を詰め込んだオリジナル教材を使用している授業もあります。中でも社会(地理・歴史)は有名で、教員の趣向を凝らした教材が生徒の理解度向上に大きく貢献しています。身体を鍛え、技を錬磨し、相手への尊敬の念を持つ姿勢を涵養する剣道を長年にわたり授業に取り入れています。各種防具の着脱から丁寧に教えていますので、競技経験の有無は問いません。年間に複数の受検機会を設けて、英検・漢検の受検を促しています。目標を定めて学習することの大切さと、目標を達成した時の自己充足感を感じてほしいとの趣旨で行っています。自らの進路を探究する機会を提供するために、種々の情報誌や、大学案内の整備、各大学の先生方を招いての出張授業の開催、本校OBの協力による職場見学の実践などを積極的に行っています。インターネットは時間と距離を縮めるのに大いに役立ちます。タブレット端末があれば、授業で出た意見を即座に共有して、すぐにその意見を分類したり差異を見つけたりして、授業を対話的に進めることが可能になります。また、学習時間を毎日入力してデータを蓄積することで、より精緻な学習アドバイスをすることが可能となります。教育スタイルICT活用「黄金サイクル」の定着に向けて1人1台タブレット端末を導入城北オリジナル教材心身を鍛える、剣道の授業何かを創り、伝える喜び英検・漢検に挑戦する時間と距離を縮めてくれるキャリア教育予習復習授業
元のページ ../index.html#7